オープン就労の職場定着率を上げるためには?

もぐが語る!障害者就労ノウハウ
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オープン就労の職場定着率を上げるためには

「障害者の就業状況等に関する調査研究(2017年 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構)」によると、職場定着率は、就労移行支援事業所など支援機関からの定着支援が行われることで上昇しています。

下記の表を見る限り、障害者の定着率を上げるためには、支援機関による定着支援のフォローが効果的のようですね。

もぐ
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「なぜ、定着支援を実施したことで職場定着率が改善されたのか」について、私の経験と上記データから考察してみたいと思います。

【理由①】支援員が「コミュニケーションギャップ」を埋めている

就労移行支援事業所の支援員が定着支援を行う場合、月に1回職場に訪問して障害者本人と面談を実施するケースが多いです。

その際に、障害者本人の意向を踏まえた上で、職場の管理職とも面談を行い、障害者本人の意向を代弁してくれます。

もぐ
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一方で、管理職から障害者への要望を聞いて、上手に障害者本人に伝える役目も担います。

職場の上司からストレートに本人に伝えてしまうと、「上司から直接指導された」という精神的ショックで体調に影響が出るケースもありますが、支援員が間に入ることで、本人が偏った捉え方をしないように配慮しながら伝えることが出来ます。

もぐ
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知識があり、経験豊富な支援員であれば、何か問題が起きた場合でも、障害の症状を踏まえて管理職に上手にアドバイスを行い、一方で障害者本人にも歩み寄りを助言できます。

管理職と障害者の間に入りコミュニケーションを仲介

管理職に対し、

支援員
支援員

指導を攻撃だとネガティブに捉えがちなので、まずは承認できることを伝えてから、「リクエスト」というニュアンスで要望を伝えるようにしてください。

障害者に対し、

支援員
支援員

仕事をする上で、指導を受けることは自然なことです。あなたに期待しているから指導するという意味もあります。指導されるとネガティブな意味だけを捉えがちなので、偏った理解にならないように気を付けましょう。

このように間に入って、管理職と障害者双方の「通訳」として介在することで、コミュニケーションギャップを解消出来ていることが職場定着率向上の要因と言えます。

もぐ
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支援員がいないことでコミュニケーションギャップがそのままトラブルに発展しまうケースを、支援員が介在することで、トラブルを未然に防ぐことができ、その結果、職場定着率が改善されていると考えています。

【理由②】支援員が障害者本人の「孤独感」を埋めている

仕事を辞めてしまいたくなる理由の一つに「孤独感」があります。

もぐ
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健常者、障害者に限らず、入社初日というのは、転校生として初めて学校に行くのと同じで、「受け入れてもらえるか」心配で、とっても心細い日になります。

・慣れない職場で慣れない仕事を行うストレス
・知らない人に囲まれる孤独感

こういった精神的ストレスに負けて早々に辞めたくなってしまうこともありますが、そんな時に支援員がフォローしてくれると、なんとか踏ん張ることが出来ます。

支援員
支援員

初日はどうだった?

支援員
支援員

1週間経ったね。お疲れ様。

支援員
支援員

1カ月経ったけど、少し慣れてきたかな?

そういった支援員からのフォローのおかげで、職場で感じている緊張感をほぐすことが出来たり、職場の中で感じている孤独感などのネガティブな気持ちを吐き出すことが出来ます。

もぐ
もぐ

もちろん、支援員に限らず、家族や友人など話を聞いてくれる人に愚痴をこぼしても良いとは思いますが、仕事上の孤独感やストレスについては、なかなか家族では分かってもらえないケースもあったり、自分としても仕事の話をあまり家族に話したくないという方もいますので、支援員から仕事のことを尋ねてくれて気持ちを聞いてもらえる機会は、就業を継続する上で影響は大きいと考えています。

以上の通り、就労移行支援事業所などの支援員が定着支援に付いてくれることで、

①コミュニケーションギャップを埋められる
②孤独感を埋められる

もぐ
もぐ

上記のような効果が得られる為、定着率の向上につながると考えています。
担当してくださっている支援員の存在意義は本当に大きいですね。
支援員の皆さん、いつもありがとうございます。

障害者自身がコミュニケーションギャップを埋めていくために

もぐ
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オープン就労する上で就労移行支援の定着支援はとても重要です。

ただ、就労定着支援のサービスは入社後半年経過後から最長3年間で定期的な訪問はずっと続くわけではなく、ゆくゆくは自分でコミュニケーションギャップを埋めていくスキルを磨いていかなければなりません。

障害者雇用業界に身を置く中、コミュニケーショントラブルに発展してしまうのは

相談が苦手

このことが原因だと考えています。

自分が感じていること、困っていることを説明して、事態の改善を一緒に考えてもらうこと。

もぐ
もぐ

この「相談スキル」が磨かれていないケースが多いです。

ある支援員からの言葉

就労移行支援の支援員と「障害者社員の場合、相談スキルが身に付いていないケースが多い」ことに触れた時

支援員
支援員

障害者の中には、幼少期からたくさん否定された経験を重ねてきた方もいます…

そんな話を聞かせてくれたことが心に残っています。

他人から否定される経験を繰り返すうちに「他人に自分の考えを伝える」という行為に不安や恐怖を持つようになってもおかしくない。

発達障害の場合、自分の感覚と他人の感覚が異なることが多い。

自分の感覚をヒントに相手とコミュニケーションを取ろうとしても、

「あなたのその感覚はおかしい」

と思われ否定されてきたので、自分の感覚を頼りにできない。

手がかりがない中、また否定されるリスクがある中、他人に相談していくというコミュニケーションスキルを磨いていくことは、なかなか難しい

本来であれば、家庭や学校、友人関係を通じて身に付けておくべきスキルを十分に持たないまま、それどころか、相談することへの不安感を持って社会に出た結果、スムーズにコミュニケーションが取れずに、

「自分勝手」

「無神経」

「唐突過ぎる」

などの批判にさらされてしまう。

対人関係のスキルが高ければ、そもそも相談する相手を選んだり、相手によって相談する内容を変えたりといった調整が自然に出来ると思いますが、そういった教育を受けていないこともあり、

相談してはいけない相手に胸の内をさらけ出して批判されたり

相談する内容で引かれてしまったり失敗を繰り返してしまう

もぐ
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そんな状態を打開するための方法として、いくつかここから提案したいと考えています。

相談スキルを磨くための方法

①本を読んで学ぶ

こちらに私が読んで参考になると思った本を載せておきます。

相談するということは、プライドを捨てることではなく、学ぶプライドを持つこと。

超一流の相談力 作佐部孝哉 PHP研究所
もぐ
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相談スキルを磨くことの魅力を感じられるオススメ本となっております!

②就労移行支援に通所する

民間企業に就職して、既に相談スキルを身に付けている社員に囲まれながら仕事を行うことは、なかなかハードルが高いです。

就労移行支援であれば他のメンバーも同様に相談が苦手な方が多いため、遠慮せずに学ぶことが出来ます

ただし、相談スキルの大切さに気付き、自ら相談の場数を増やしてスキルを磨いていこうとする姿勢を持っていないと、結局、相談しないままやり過ごしてしまうことにもなりかねませんので、「相談スキルを伸ばすぞ」という意欲を持って通所することが必要です。

▼就労移行支援のおすすめはこちらの記事からどうぞ▼

③チャット相談から始めてみる

対面や電話での相談の場合、いざ相談しようとしても、なかなかハードルが高いと思います。

私がサポートした経験では、自分から上司に相談できるまで1年以上かかったケースもあり、段階を踏んで時間をかけて少しずつ磨いていくことも必要です。

もぐ
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そんな中、相談スキルを磨くステップとして「チャット相談」をオススメしたいと思います。

こちらに障害者の方向けのチャット相談サービスを紹介しておきますね。

Gift(ギフト)-辛い心のお悩み相談

「もぐの障害者雇用」でも「ココナラ」でチャット相談サービスを提供しています。

働く障害者の為の【チャット相談】を行っています 【MOGU(もぐ)】障害者雇用枠で働く障害者向けチャット相談

スキルのフリマ【ココナラ】

相談=否定される、迷惑をかける

相談=選択肢が広がる、味方が増える

もぐ
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ご自身に合った方法で相談スキルを磨いていってくださいね!

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