発達障害の障害者雇用の面接で聞かれる質問とは

発達障害者の面接で聞かれる質問は、「苦手なこと」への向き合い方です。
発達障害者の苦手なことは?
▲感覚過敏など職場環境に起因する苦手感
▲ケアレスミス、集中力が途切れる、同時並行業務が困難など業務遂行に起因する苦手感
▲暗黙の了解や社内ルールの理解などビジネスマナーに起因する苦手感
▲雑談が苦手、相手の意図をくみ取るのが苦手などコミュニケーションに起因する苦手感

発達障害者がこれらの苦手感についてどれだけ理解しており、そして、どんな工夫で対応してきたかを問われます。
- 苦手な業務について、どんな工夫で対処しているか
→自分にできること - 苦手な業務について、どんなサポートがあれば助かるか
→相手にお願いしたいこと

この違いを理解して、自分にできることは積極的に行い、相手にお願いしたいことにはヘルプを申し出ることができるのかが問われますね。
発達障害者の「できること、できないこと」への対処方法について、面接官は質問を通じて確認されます。
ただ、漠然と「自分にできること、相手にお願いしたいこと」だけを考えていても、面接で実際に質問された時にうまく答えられない方が多いです。
そこでオススメなのが、応募企業の求人票を確認し、業務内容の中で自分に何が出来て、何が難しいかを考えておくことです。
- 例えば、業務内容に「データ入力」があった場合
- ✓ケアレスミスは無いか?
✓単調なデータ入力を集中力を途切れることなく継続できるか?
✓データ入力中に電話応対が発生した時、対応できるか?
など、想定されている業務をもとに、発達障害の特性上、懸念される点がないかを確認します。
実際の面接では

あなたの発達障害の特性を教えてください
という質問のされ方より

今回の仕事はデータ入力で、単調な仕事だけど、大丈夫?
というような聞き方をされます。
障害特性の回答方法は練習していてスラスラ答えられる人でも

単調な業務だけど、大丈夫?
と聞かれると

いや、あまり単調な業務が続くと集中力が途切れてしまいますね
と素直に答えてしまい、業務内容と発達障害の特性がマッチしないと判断されて、見送りになってしまいます。
あらかじめ求人票の業務内容を読み込んで、そこから質問されるであろう想定質問を考え、根拠を持って「対応できます」と答えられるように準備しておくことが大切ですね。

以上、発達障害者の面接で聞かれる質問と答え方のポイントでした。ご参考になれば幸いです。
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