「オープン就労で転職活動しているけど、うまくいかない」
「障害者求人の転職で成功するノウハウってあるの?」

なんて、転職活動の成功のコツが気になりますね。
転職活動の成功のためのポイントはたくさんありますが、転職を成功させ、その後もイキイキと働いている障害者全員に共通する大切な6つの共通点があります。

こちらの記事では、障害者雇用業界を含め、15年以上の人材業界での経験を持ってきた「もぐ(@yotchanchi)」が、転職成功者に共通するポイントを解説します。
これを読めば転職活動の成功のために特に大切なことは何かが分かり、早くに転職を成功させるためのヒントを見つけることができますよ。
障害者求人の転職成功者ほぼ全員に共通する6つの特徴
「早く転職したい!」そう思って、転職成功のコツがないか気になる人は多いと思います。

そこで転職成功者のほとんどの方に共通する6つの特徴を紹介します。
私が今まで就職・転職をご支援してきた方については記録を取るようしてきましたが、これまでの記録をもとにその成功の秘訣について分析したところ、以下の6つの特徴を発見しました。
- 転職軸がはっきりしている
- 加点方式で企業を評価している
- 面接対策や面接を通じて自己理解・障害理解を深めている
- 面接官の視点を理解しようとしている
- 面接で見送りになってもご縁が無かったと思い、次の企業に専念する
- 面接では笑顔を心掛けている
この共通点を見つけた以降、転職希望の障害者の支援で心がけるようにしていましたが、実践する人の多くが数か月以内に納得のいく転職をしていました。
そのため「転職を成功させたい!」と強く思う人はぜひ意識してみて下さい。

具体的にどういうことか、順に説明していきます。
転職軸がはっきりしている
障害者求人の転職を成功させる人の共通点として、ここだけは譲れないというポイントがはっきりしているという点があります。
理想の転職先がはっきりしている障害者は企業選びや、面接してからの判断も早いので、スムーズに選考を進めていけます。
また転職軸がはっきりしていると、それ以外の優先順位が低いポイントについてすんなりと妥協できるようになるので、それが決断力が早くなる理由の一つです。
なお、転職軸は3つ以内に絞りましょう。多過ぎると単なる高望みになってしまいます。
加点方式で企業を評価している
転職活動を行うとつい完璧な転職先を求めてしまうため、障害者には「減点方式(企業に欠点がないか確認しようとする面接の仕方)」で面接にのぞむ人も少なくありません。

しかし減点方式で転職活動をしていたらいつまでたって転職できません…
というのも100点満点の企業なんてないからです。
入社間もない状態で、職場のみんなと仲良しで、業務もスムーズに対応できることはありません
実際、転職成功者のほとんどがその逆の「加点方式(企業の良いところを見つけようとする姿勢)」で面接しています。
なお、この加点方式で面接にのぞむことには具体的に以下のメリットがあります。
加点方式のメリット
◎企業の魅力に気付きやすい
◎志望企業に評価されるために自己理解や障害理解を深めるための努力ができる
なかなか良い企業と巡り会えないという障害者は、減点方式で面接にのぞんでしまっていることも多いので、ぜひこの加点方式を意識してみて下さい。
面接対策や面接を通じて自己理解・障害理解を深めている
転職活動ではどの障害者も
「オフィスはきれいで年収も高くて…」
「上司は優しくて配慮がある職場で…」
など、少しでも理想的な企業に転職できたら嬉しいと考えています。
ただし、転職成功者が他の人と違うのは、そのために自分も理想の会社に見合う人物になるために障害理解を深め、障害説明を分かりやすくできるよう努力している点です。
障害理解を深め、障害説明を分かりやすくできる努力しないで、面接を重ねるだけでは転職活動の成功は難しいです。
「妥協」する必要はありませんが、理想の会社で合格するための努力は必要です。

これこそが「本当の転職活動」で、転職成功者はこれを実践できている人がほとんどです。
面接官の視点を理解しようとしている
多くの転職成功者を見てきて感じていることは、転職成功者には面接官の視点を理解しようとする姿勢があるということです。

理想的な企業の求人に出会えた時、面接通過できない人は自分の視点しか持っていなくて、面接でも自分がアピールしたいことばかり話す傾向があります…。
一方で、転職成功者は「御社の役に立ちたい!」「企業の成長・発展に貢献したい!」と矢印が面接官の所属する企業側に向いていることがほとんどです。
そうした企業側の視点を理解しようとする姿勢があるからか、転職成功者の多くは面接官に自分の労働力や、障害理解の深さを分かりやすく伝えられるように準備を怠らない人が多いです(自分の障害はまだ一般的でないから、分かりやすく説明できるように準備しよう、自分の強みや経験を説明できるように整理しておこう、面接官が確認したいことを自分から話すように心掛けよう 等)
面接で見送りになってもご縁が無かったと思い、次の企業に専念する
求人企業がどれだけ魅力的であっても、そもそも自分の障害に理解がなく、採用する意向がなければ、入社することは難しいです。
転職成功者にはその見極めと、自身の障害に対する理解がないと分かった時にすぐ次の求人にトライする切り替えの上手な人が多いです。
だから時間を無駄にせず、最短距離で「転職成功」にたどり着けます。
どうすれば企業側が受け入れに前向きな障害種別を見極められる?
◎精神障害、発達障害など自身と同じ障害種別の採用実績があるか
◎これまで障害者を受け入れた中で具体的に実施した配慮内容は何か
◎障害者雇用に関する研修やコンサルティングサービスを受けた実績はあるか
障害者転職エージェントを利用しているなら担当のキャリアコンサルタントに
「今度、面接に参加する企業ですが、〇〇障害の採用実績がありますか」
と聞くことで情報収集は出来るケースもあります。

面接官がスラスラと答えてくれるようなら受け入れ実績もあるでしょうし、安心して入社を検討することが出来ます。
面接では笑顔を心掛けている

転職成功者みんなに共通しているのが、とにかく笑顔ということです。
「自分を良く見せよう」とする笑顔では顔が引きつってしまいます。
そうではなく
「今日は面接の機会をいただいてありがとうございます!」という面接官への感謝の笑顔を見せましょう。
面接官も人間です。
笑顔で話してもらったり、面接官が話をしている時に笑顔で聞いてくれると嬉しいものです。
面接では緊張感もあって、ついつい固い表情になりがちですが、無表情だったり暗い表情で面接にのぞんでしまうと

体調も万全ではないのかな…
と誤解されて悪印象になりかねません。

面接では感謝の気持ちを持って笑顔でのぞむようにしましょう!
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