就労移行支援のおすすめランキングとは?
就労移行支援を100拠点以上訪問してきた企業担当者として
就労移行支援100拠点以上に企業担当者として関わり、就労移行支援サイトの口コミからの情報ではなく、実際に事業所の見学や支援員との会話を重ねてきました。
障害者雇用業界がもっともっと良くなることを願って活動しているもぐ(@yotchanchi)だよ。
これほど多くの就労移行支援を積極的に見てきた経験を持つ者は稀だと自負してるよ。
こちらの記事では就労移行支援のおすすめを知りたい方へ向けて、私自身が多くの就労移行支援とつながってきた経験と国家資格キャリアコンサルタントという立場から、利用者の口コミだけでは分からない企業側の視点から就労移行支援を選ぶ上でのポイントや就労移行支援のおすすめランキングについてご案内します。
就労移行支援って、どこがいいのかしら?
口コミサイトとかも見たけど、「就労移行支援 意味ない」「就労移行支援 ひどい」とかネガティブな書き込みもあって、本当のところ、就労移行支援の中でどこの評判がいいのか分からなくて心配なんです…
障害者を家族に持つ親の視点からも、「大切な我が子(息子さん、娘さん)にどんな就労移行支援を選んでもらえばいいのか」という悩みは切実だと感じていますので、少しでも参考にしてもらえたら嬉しいな。
就労移行支援とは
障害を開示して就職する上で、まずは「就労移行支援事業所」についてご説明します。
チェックポイント
【就労移行支援事業所とは】
就労移行支援事業所とは、全国に3,000ヵ所以上あり、地方自治体から指定を受けて、障害者の就職をサポートしている福祉機関です。
標準利用期間2年間 (必要性が認められた場合に限り、最大1年間の 更新可能)という期間の中で、様々な訓練・支援を行い、就職を目指します。
就職後の長期的な定着支援も事業として行っている機関もあります。
就労移行支援事業
障害者総合支援法における就労系障害福祉サービス(厚生労働省)
通常の事業所に雇用されることが可能と見込まれる者に対して、①生産活動、職場体験等の活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練、②求職活動に関する支援、③その適性に応じた職場の開拓、 ④就職後における職場への定着のために必要な相談等の支援を行う。
就労移行支援を活用して就職を目指す上でのメリットは、
- 支援員や他の通所者との関わりを通じて自己理解(障害理解)を深められる
- 就職に役立つ職能訓練・助言を受けられる
- 自分に合った求人情報を得られる
上記が挙げられます。
同じ就労移行出身のOB・OGが就職している「障害者雇用実績のある企業」を紹介してもらえることもあるよ。
企業視点で考えた時、受入側の企業としても、「前回採用した〇〇さんと同じような方を紹介してもらえたら…」と考えてるから、既に受入実績があって信頼できる就労移行支援があれば、同じ支援機関から追加採用をお願いすることもあるわけだね。
一方で、デメリットとして
- 通所スタイルなので現職中の方は利用できない
- 就職するまで一定期間、時間がかかる
が挙げられます。
- ※就労移行支援に通う時間が無い人のために…
- 障害者雇用枠の面接対策がチャットで受けられる!
これはメリットにもつながる点でもあるのですが、就労移行支援とは、障害の自己理解を深め、就職後に安定就業することを目指す機関のため、通所に一定期間、時間が必要となります。
現職中でスライドで転職したい方や数週間から1カ月など短期間で就職することを希望されている方の場合は、ご自身で転職エージェントや転職サイトを利用して就職・転職を進める必要があります。
私の意見としては、就職までに3ヶ月以上時間を掛けられる場合は、就労移行支援に通所し、自身の障害(特性、症状)について自己理解を深め、長期的な安定就業を目指すことをお勧めしたいね!
就労移行支援の利用料金について
就労移行支援の通所を検討する上で費用面は気になるよね。
利用料金は収入状況によって異なりますので、厚生労働省のHPを参照に下記にまとめますね。
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯(注1) | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯 (所得割16万円(注2)未満) ※入所施設利用者(20歳以上)、 グループホーム利用者を除きます(注3) | 9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
(注2)収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります。
(注3)入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります。
引用元:厚生労働省
多くの方が利用料金の負担無しで通所されている印象があり、「無料で通える専門学校」というイメージですね。
就業中の方は原則通所は難しいけど、自治体によってはアルバイトが認められたりしてるので、相談してみることをおすすめするよ。
就労移行支援の選び方の手順
就労移行支援事業所の選び方の流れについて
就労移行支援の見学や体験通所を行い支援員にも相談した上で、自分と相性が合うと感じた就労移行支援に決める、という選び方がおすすめだよ。
具体的には、下記の手順で就労移行支援を選びます。
チェックポイント
1.自宅から通所できる範囲の就労移行支援事業所を探す
2.就労移行支援事業所に問い合わせて見学に行く
3.気になった就労移行支援事業所に体験通所する(3日間など数日間)
4.就労移行支援事業所を決定する
就職後の通勤訓練を兼ねるとしても自宅から通勤圏内の場所にある拠点を選ぶ必要があります。
人によって可能な通勤時間や通勤負担は異なりますので、距離感については、これまでの通学・通勤を振り返って慎重に考えてみようね。
自宅から通所可能な就労移行支援を探すのに役立つサイト
ネット検索で「就労移行 おすすめ」等で検索してみると大手の就労移行支援を紹介するサイトが出てきますが
自分が通所できるエリアに大手の就労移行支援が拠点を構えているとは限りません
評判が良い大手の就労移行支援が近場にあれば安心ですが、大前提として自身が通所できるエリアに就労移行支援がなければ継続的な通所訓練が難しくなります。
まずは、全国の就労移行支援から通所可能な拠点を検索してみることが最初のステップとなります。
最寄りの就労移行支援を探す際に活用いただきたいのが下記の二つのサイトだね。
上記2つのサイトは自身が通える範囲の就労移行支援を検索することが出来る便利なサイトです。
こちらで通所可能な就労移行支援を検索してみることをお勧めします。
ここで、企業視点をお伝えしますと「あまりに自宅から近い就労移行支援を選ばないこと」が大切だよ。
企業担当は通所中の移動時間を参考に「就職後の通勤負担にどこまで耐えられるか」を見ているんだ。
「自宅から自転車で15分程度」の就労移行支援より、電車などの公共交通機関を利用して30分以上かけて通った方が通勤訓練にもなりオススメだよ。
その上で最終的には自身と相性の合う就労移行支援を選ぶことになりますが、いくつかポイントがあります。
近年の報酬改定等の影響で経営難に陥っている事業所もあり、就労移行支援事業所は淘汰の時代に突入しているんだ…。
実際に閉所されている就労移行支援事業所も出てきているから、「継続的な通所訓練⇒志望企業に就職」を目指すためには選択基準を持って慎重に選ぶ必要があるよ。
就労移行支援の選び方のポイント
ここからは就労移行支援の選び方のポイントについて4つまとめて解説するね!
チェックポイント
①支援員のクオリティ
②プログラムのクオリティ
③求人情報のクオリティ
④組織としてのクオリティ
①支援員のクオリティ
就労移行支援事業所に務める支援員は、志を持って職務に当たっている方々も多い一方、ストレスフルな仕事でもあるため、正直、支援員の離職率も比較的高いんだ…
そのため、まだ支援員になって間もない経験の浅い支援員もいます。
そういった支援員が多い拠点ですと、効果的な支援が受けられないリスクもあるため、支援員のクオリティは大変重要になります。
可能なら、支援員の経験年数を含めたこれまでの経歴や保有資格を聞けると参考になります。
例えば
私は支援員としては5年目で、前職では人事担当をしていて障害者雇用にも携わっていた。
採用面接のアドバイスは得意です。
資格としては国家資格キャリアコンサルタントを保有しています。
といった支援員でしたら人事担当の経験から適切な面接指導を受けられることになります。
このように、拠点に在籍している支援員のクオリティが結局、支援内容のクオリティに直結しますので、就労移行支援を選ぶ上で支援員自身の人柄に加え経歴や経験スキルの確認も大切です。
②プログラムのクオリティ
プログラム内容は、支援員のクオリティ同様、その支援内容のレベルの高さを判断する上で大切なポイントとなります。
一見、どこも同じような訓練内容に感じてしまうこともありますが、支援機関独自の効果的なプログラムを提供しているところもあれば、
「市場見学」という名の単なる散歩をしているような支援機関もあります
ので注意が必要です。
就労移行支援の中には、職業訓練教材コンクールで入賞したテキストを使用していたり就労支援プログラムを評価する団体に所属し、そこで高評価を得ていることをPRしているような支援機関もあります。
このような客観的な指標をもとに評価されているプログラムが提供できていれば、就労移行支援を選ぶ上で信頼できる支援機関だと考えてよいでしょう。
③求人情報のクオリティ
就労移行支援では日頃の訓練や相談支援以外に求人情報を獲得し通所者に提供しております。
一方で、相談支援に特化し過ぎてしまい通所者にとって非常に大切な就職先の開拓が不十分な就労移行支援事業所も多いんだ…
訓練や自己理解を重ねても、肝心な就職先の選択肢が限られてしまっては本末転倒です。
企業によっては就労移行支援で職能訓練している方を優先的に採用している企業もあります。
候補者の直近の勤怠や体調について面接で聞いても自己申告だから心配。
就労移行支援に通所している人なら、一定期間、通所訓練を継続する中、支援機関の職員という第三者の視点から体調面の安定度合いも確認できるから安心。
という考えもあり、就労移行支援経由で採用を増やす傾向にあります。
また、通所者の選択肢を広げることに意欲的な事業所は外部の転職エージェントとも連携し求人情報の獲得に注力出来ています。
atGPジョブトレなど、自社グループの中に障害者転職エージェントの会社がある就労移行支援事業所だと求人開拓力も高くて安心だね!
▼就労移行支援事業所「atGPジョブトレ」のゼネラルパートナーズは障害者転職エージェント「アットジーピー」も運営
アットジーピー【atGP】ハローワークや支援機関独自の求人情報に加え、転職エージェントが保有している求人情報も揃えていれば訓練後の就職先の選択肢としては安心です。
逆に
求人情報はハローワークのみで求人情報の開拓に意欲的でない就労移行支援
は頼りないと言わざるを得ません。
そういった就労移行支援事業所は少ないように思われるかもしれませんが、むしろ多くの事業所が連携できていないのが現状で外部の転職エージェントと連携出来ている事業所の方が少数派です。
外部の転職エージェントと提携していない理由として、福祉サービスに人材ビジネスを絡めることに抵抗感があるような話を聞くんだけど、障害者の親の視点から考えても、通所者である障害者の選択肢を広げる努力が出来ていない支援機関と思わないといけないね…
④組織としてのクオリティ
就労移行支援での訓練や相談支援のゴールは「長期的な安定就業」です。
開所以来どれくらいの就職実績を挙げているかは、就労移行支援としてのクオリティを判断する大切なポイントです。
支援員のレベルを確保し適切な訓練・相談支援が出来ていれば結果的に就職実績は増える
はずです。
また、多拠点展開出来ているかも重要です。
一つの支援機関で実績を残すことが出来れば、そのノウハウを生かして多拠点展開が可能となります。
一方で、就労移行支援としてのレベルが低ければ多拠点展開はおろか閉所することになってしまいますので、複数ヵ所に事業所を構えているなど大手の就労移行支援であれば、ある一定レベルを確保出来ている証明にはなると思います。
もちろん、一か所だけで少数精鋭の就労移行支援として頑張られている事業所もあるけど、一方で、いい加減な事業所もあるから、そういった事業所を選別する上で、大手の就労移行支援事業所であることなど企業規模も判断基準に入れることは安心材料になるね。
就労移行支援を利用する上での注意点
ここまで就労移行支援を選ぶ上でのポイントを伝えてきたけど、就労移行支援の利用上の注意点もあるんだ。
評判の良い就労移行支援に通所したとしても、利用する上での「姿勢」が間違っていると、せっかく時間を掛けて自己投資しようとしても十分な効果が得られないことがあります。
ここでは、就労移行支援を利用する上での注意点についてお伝えしたいと思います。
①自分の判断だけで訓練内容を選ばない
就労移行支援に通所する利用者の中には
私は障害理解は出来ているので、WordやExcelなどのパソコンスキルの勉強だけやればいい
と考え、自己理解や障害理解を深めたり、グループワークでコミュニケーションスキルを学ぶことを真剣に取り組まない方もいます。
企業視点で考えますと就労移行支援に通所している障害者に期待することは
入社後に勤怠不良にならないように体調管理方法を身に付けること
入社後に職場でトラブルにならないように自己理解や障害理解を深めること
です。
パソコンスキルなどは独学でも学ぶことは出来ますし、入社後に必要なパソコンスキルが分かったとしても職場で使用しながら身に付けることも出来ます。
しかしながら、体調管理や障害理解といった点は、時間を掛けて取り組む必要があります。
他の利用者とのコミュニケーションを通じて自己理解・障害理解が深まることも多いです。パソコンスキル以上に自己理解・障害理解を深める貴重な機会だと考え、前向きに取り組まれることをオススメします。
入社後に「体調管理が出来ていない」「障害理解が足りない」ということが発覚しても「週に1回程度休みながら体調を整えよう」「業務を行いながら障害理解を深めよう」といった対応がなかなか難しい現状もあります。
「働く」とは「労務の提供」であり「訓練する場」ではないからです。
一般雇用枠でのクローズ就労も検討している方の中には
と考える方もいますが、障害を開示しないで就職を目指している方ほど自分の工夫や努力だけで安定就労を目指さなければならないため、より一層就労移行支援で体調管理の徹底や障害理解を深めることに取り組んでおかないと入社後に修正が難しいです。
体調管理、障害理解を行った上で、就職後に役立つビジネススキルを身に付けるという流れを理解する姿勢が非常に大切なんだ。
『体調管理は問題ない』『障害理解も出来ている』そんな方がスキルアップを目指すなら
②訓練の途中で勝手に就職活動を始めない
就労移行支援に通所する場合、利用者の状況に応じて通所期間は変わりますが、下記のような流れを踏むケースが多いです。
チェックポイント
(1)生活リズムを整え体調管理を行う
(2)就職活動に必要な知識やビジネススキルを身に付ける
(3)実際に就職活動に取り組む
ただ、利用者の中には手順を踏まずに自分の判断で就職活動を進めてしまうケースもあるよ…
実際に早期離職につながってしまったケースとして
まだ訓練中で就職活動の準備が出来ていなかった利用者がハローワークに相談に行った際に求人票を紹介され、「求人票を紹介されたから、自分はもう就職活動が出来るんだ」と判断してしまい、訓練途中で就職を急いでしまうようなケースです。
そこで安定就労になれば良かったかもしれませんが、体調管理や障害理解が浅く、必要な自助努力を行う姿勢や職場に配慮事項を説明する説明力も備わっていなかったため、うまくオープン就労が出来ず、早期離職になってしまいました。
就労移行支援は時間をかけて「未来の自分に投資する為の訓練機関」です。
焦ってしまう気持ちもありますが、就職後の安定就労のためにじっくり落ち着いて段階を踏んでいく姿勢を持っていただければと思います。
③支援員に依存しない
就労移行支援の支援員は利用者のことを考え適切な助言をしてくれる存在です。
ただ、中には経験不足な支援員もいるし、誤った認識に基づいた助言をされる恐れもあるんだ…
「支援員の言うことは絶対」だと妄信して情報の取捨選択を止めてしまうと、自身の判断力を鍛えることが出来なくなりますので、支援員の助言を受け止める一方で「本当に適切な助言なのか」という視点を持って振り返る時間を持つようにしましょう。
大手の就労移行支援事業所に勤める支援員だからといって、必ず正しい意見や情報を提供してくれるとは限りません。
就労移行支援に通所する一方で「もぐの障害者雇用」などサイトの情報を上手に活用して、偏りのない判断が出来るように心掛けていただければと思います。
④通所者同士でコミュニケーションを取る
就労移行支援事業所に通所すると、同じ通所者とグループワークを行ったり、コミュニケーションを取る機会があります。
人見知りだったり、緊張することもあり、なかなか積極的にコミュニケーションを取ることが苦手な方もいると思います。
ただ、面接の際に
就労移行支援事業所で通所訓練する際、同じ通所者と問題なくコミュニケーションが取れていましたか?
と聞かれることもありますので、通所者との交流も積極的に行い、「協調性を持ってトラブルもなく共に学び合うことが出来た点」をアピールできると良いと思います。
そのためには、自分の障害だけでなく他の通所者の障害に対しても理解を示す必要が出てくるでしょう。
自分だけでなく、他者との交流が自身の障害理解につながる可能性もあります。
そんな皆さんのためにオススメ本もここでご紹介しておきます。
精神疾患のいろいろな症状について記載があって、自分自身の障害の理解や、他者の症状を理解する上でヒントになる良書だよ。
就労移行支援事業所を利用の上で就職した場合、転職先の職場にも自身の他に障害者が働いているケースは大変多いです。
入社後のコミュニケーションをスムーズに行うためにも、就労移行支援事業所に通所訓練している段階から他の利用者の障害にも理解を示す姿勢を持っていてほしいですね。
おすすめな就労移行支援ランキング
これまで100拠点以上の就労移行支援と関わりを持った経験上、おすすめしたい就労移行支援ランキングをご紹介します。
皆様が通所できるエリア内に下記に紹介する就労移行支援が拠点展開されていましたら選択肢の一つとして検討いただきたいと考えています。
私自身が拠点に訪問したり、支援員と面談するなど実際に接点がある就労移行支援の中でオススメできる事業所を紹介するけど、就労移行支援はまだまだ玉石混合の世界だと考えてるから、今後も新たに信頼できる事業所の確認が出来次第、新たなランキングとして紹介していきたいと考えてるよ!
【総合型ランキング1位】LITALICOワークス
【LITALICOワークス】
企業担当者の口コミ
多くの就労移行支援が通所される障害者のことを「通所者」と表現する中、LITALICOワークスは、通所される方を親しみを込めて「メンバー」と呼ばれていたことが新鮮な印象として残っている。
私が実際にお会いした支援員も優しく誠実な方ばかりで好印象。
ある支援員の方とは、「メンバーの皆さんのために何ができるか」というテーマで盛り上がり、個人的にも大きな信頼を寄せている就労移行支援機関。
メンバーのことを「一緒に成長する仲間」と考えられている。
組織としても、東証一部上場企業で、社会的信頼も高い。
同社が提供している「LITALICO発達ナビ」は、有益情報が多く、全国の就労移行支援の支援員に読んでもらいたい内容。
【実績・データ】
年間就職者数 (2020年度実績) | 1,302人(全国No.1)※実績2位のウェルビーは 781名で圧倒的な差 |
定着率 (2020年度実績) | 90.0%(就職後6カ月) |
上場有無 | 東証一部上場 |
運営会社の株式会社LITALICOパートナーズは、小学生・中学生・高校生向けにゲーム&プログラミング、ロボット教室も運営している教育企業です。
【専門型ランキング1位】atGPジョブトレ
【atGPジョブトレ】
企業担当者の口コミ
事業所数で考えれば、No.1のLITALICOに通うのが障害者就労の王道であり、安心感のある選択肢。
一方で、「事業所数などの規模感より、障害種別に特化した事業所で専門的なサポートを受けたい」というリクエストがあることも事実。
そういった皆さんにおすすめしたいのが、障害種別でブランドを分けて展開している「atGPジョブトレ」。
atGPジョブトレ(ゼネラルパートナーズ)は、障害者の就職・転職サービスの老舗企業。
就労移行支援だけでなく、障害者の有料職業紹介事業も営んでおり、そこで得たノウハウや求人情報が強み。
東洋経済オンラインにて「『障害者雇用率』が高い上位100社ランキング(2023年版)」が発表されたが、同社は堂々の国内1位。
「社会問題の解決」という自社のヴィジョンを見事に体現されており、今後も社会から期待される企業だと考えている。
【実績・データ】
就職人数※1 (1事業所あたり) | 7倍(他社平均との比較) |
満足度※2 | 92% |
就職後の定着率※3 | 91% |
障害をオープンにした上で、スピーディーに転職活動を進めるなら、同社が運営している【アットジーピー(atGP)】に登録して、プロから求人情報をマッチングしてもらうのもオススメです。
就労移行支援を企業目線で比較
就労移行支援について企業目線から比較してみたよ!
就労移行支援 | LITALICOワークス | atGPジョブトレ |
ビジネスマナー | ★★★★☆ | ★★★★★ |
選考通過力 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
トラブル対応力 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
キャリア思考力 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
こちらの比較表は企業担当者としての評価です。就労移行支援を検討する上で就職先である企業側の視点も理解いただければと考えております。
上記にランクインした大手と言われる就労移行支援以外にも信頼できる事業所は多くあって、個人的にも仲良くさせていただいているローカルな就労移行支援はあるよ。
学習塾選びと一緒で
大手予備校が合っている
個人塾の方が落ち着いて勉強できる
など、人それぞれです。
大切なことは
実際に見学や体験通所をして、その事業所の雰囲気が自分と合うかを慎重に判断すること
です。
場合によっては、途中で通所先を変えることも出来ますが、あまり頻繁に変えてしまうことは良くないので通所してから後悔しなくて済むように最終的な決断の前に見学・体験をするようにしてくださいね。
できれば、上記ランキングで紹介したLITALICOワークスとatGPジョブトレの2拠点とも見学するようにしてね。
きちんと比較検討して「納得感」を持って通所する就労移行支援機関を決めたことで、通所後に迷いが生じた時に「あの時、比較検討した上でここに決めたんだから…」と思い、踏ん張ることが出来るからね。
皆様が納得して就労移行支援機関を決められることを心から願っております。
就労移行支援について:Q&A
就労移行支援で学ぶべき訓練内容とは?
Q.就労移行支援では何を訓練すればよいですか?
A.就労移行支援で磨くべきは、「自身の労働力」だよ。そして、労働力は「体調管理スキル」「コミュニケーションスキル」「業務スキル」に分けることが出来るんだ。
就職活動とは、労働市場で自身の労働力をアピールする活動と言えるね。
就労移行支援に通所を始めた段階では、まだまだ自身の労働力に自信がない点があると思う。
大切なことは労働市場で求められるスキルは何か、そして自分に足りないスキルは何なのかを理解することだね。
一人だけでは客観視しにくい自身の労働力を、就労移行支援の支援員から助言を受けながら磨いていくことが出来ることが就労移行支援に通所する最大のメリットだね。
就労移行支援で身に付けるべき体調管理スキルとは?
Q.就労移行支援に通所していますが、通所時間は10:00~15:00の週5日で、志望している企業の求人票の就業時間より短い訓練時間です。
先日、面接に行ったのですが、「今の通所時間より、就業時間は長いけど、体調管理は大丈夫?」と聞かれてしまい、うまく答えることが出来ませんでした。
こういった場合、どういった対策が取れるでしょうか?
A.就労移行支援での通所訓練は、就職後の就業時間に比べると短いケースが多いんだ。
まずは、現在の通所訓練において通所率100%を目指してみてね。
通所の段階で、遅刻・早退・欠席が頻発するようでは、体調管理スキルに難ありと判断されてしまうんだ…。
ただ、通所率100%であれば安心ではなく、就職後に通所時間より長い勤務に耐えられるかについて説得力のある回答をすることが大切だよ。
例えば「土日は朝に散歩するようにしています」「睡眠時間は毎日8時間確保しています」「リフレッシュ方法として日々ゆっくり入浴するようにしています」といった自助努力の内容を伝え、「自身の体調面を安定させるための習慣を持っており、これらの習慣を継続できれば、今より長い就業時間となっても、対応可能だと考えています」と根拠を持って説明することが大切なんだ。
根拠なく「たぶん大丈夫だと思います」と答える応募者には不安を感じるけど、体調面を安定させるための習慣を答えた上で「就職後もこれらの習慣を継続出来れば大丈夫です」と説明できる候補者であれば、面接官は安心して合格の判断ができると思うよ。
就労移行支援経由で就職した場合に活用できる「就労定着支援」とは?
Q.就労移行支援に通所しているけど、就職後も「就労定着支援」というサービスがあって、3年間サポートを継続してくれるように聞いたけど、就労定着支援ってなんなの?
A.「就労定着支援」とは、2018年4月から新たな障害福祉サービスとして始まった支援で、入社後半年間を経過後、そこから3年間職場定着を目指した支援を受けることが出来る制度だよ。
就労移行支援等の事業所を利用していた方が利用できるんだ。
自分は障害理解もあって大丈夫だからMOS試験を受けたりビジネススキルを重点的に学ぼう