パワハラ、モラハラ対策におすすめの本5選!

もぐが語る!障害者就労ノウハウ
パワハラ、モラハラに悩んだら読んでおきたい本5選
もぐ
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パワハラ、モラハラで悩んでいる人はたくさんいると思います…

攻撃されないこと

が約束されていたら、仕事でも家庭でも、どんなに過ごしやすいことか。

もぐ
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心の平穏というのは何事にも代えがたいと思います。

就職して仕事したり、家庭で過ごす上で確保したいこと。

それは

攻撃されずに安心して過ごせること

だと思います。

そんな平穏な日々を得るための「護身術」ならぬ「護心術」になる本をご紹介します!

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【離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本】

おすすめポイント

【「弱い」もしくは「有害」と思われているから攻撃される】

相手に弱みを見せることで人間味を感じてもらって好意を持たれることはあります。

しかし、世の中には相手の弱みを見ると刺激されて攻撃的になる人もいます。

思うに「弱み」とは、お酒(アルコール)などの依存物質と同じなんだと思います。

お酒を飲んでも上手にコントロールして楽しく過ごせる方もいれば、

悪酔いして相手に絡んでしまう人もいます。

お酒が絶対的に「悪」かというと、人間関係の潤滑油として生きることがあるように、

他人に弱みを見せることが問題かというと、相手によっては関係構築につながることもあるから難しい。

相手に弱みを素直に出せる方って心根の優しい愛情豊かな方なんだろうなって思います。

でも、そんな人には「実はあなたが見せている弱みが相手によっては(人格を変えるほどの)悪酔いさせてしまう依存物質」なんだということを知ってもらいたいです。

世の中には「相手の弱み」に触れた時、攻撃性がムクムクっと刺激されて、パワハラ、モラハラに転じるタイプの人間がいます。

そんな「攻撃をしてくる人間」の心理を解説しつつ、

「では、どういう態度で接すればいいのか」

について具体的に説明してくれる良書。

「本当の私は相手に見せない」

など「自身の本音(弱み)をついつい出してしまって攻撃されている方」には読んで「ハッ」とする内容です。

自分のためにも、相手のためにも、本書を読んで「弱みを見せない方法」について知っておくことをオススメしたいです。

【感じない子どもこころを扱えない大人】

おすすめポイント

【こころを扱うとは?】

ネガティブなこころの扱い方が分からない。

そんな大人たちが招くコミュニケーショントラブル。

妬み。孤独。恥。

「自分のネガティブな気持ちに気付いているか」

あなたは誰かを妬んでいる時、その嫉妬の感情に気付いていますか?

人は自分の気持ちを手掛かりに相手の気持ちを想像する。

こころが分からないから、相手のこころを大切にすることができない。

こころが分からないから、相手のこころを傷つけてしまう。

パワハラ、モラハラについて悩んでいる方に何回も読んでもらいたい本。

20年以上前に書かれた隠れた名著。

【「判断力」の磨き方 常に冷静かつ客観的な選択をする技術】

おすすめポイント

【パワハラをする側にもパワハラをされる側にも原因となる考え方があるのでは?】

人は誰でも考え方の癖(思考パターン)を持っています。

無意識に「自分を苦しめる思考パターン」に悩まされている可能性があります。

うつ病など精神疾患になる方に限らず、

「なんだか憂鬱…」

「生きづらいなぁ…」

と思うことがある方は自らの思考パターンに苦しめられているのかも。

そんな方には、こちらの本の「二分割思考」についての項目だけでも熟読することをオススメします。

二分割思考とは「白黒思考」とも言って「白か黒かをハッキリ分ける考え方」のこと。

「あの人は味方だと思っていたけど、〇〇なことがあったから敵だ!」

「正解か不正解かを知りたい!」

そんなふうに考えがちな方は、二分割思考を強く持っている可能性があります。

二分割思考が強いと日常生活を営む上で生きづらさを感じやすいです。

なぜなら、この世の中は「あいまいでグレーなことがほとんど」だからです。

「あの人は味方でもないし、といって敵でもない」

という状態は何とも気持ち悪い感じがするかもしれませんが、

あえて白黒ハッキリさせずに、グレーであいまいな状態を受け入れる「こころの強さ」を持てることが大切。

著者の言葉を引用するなら、

「あいまいさに耐えられるだけの精神的な強さ」

を持つこと。

この「あいまいさ」という不安で複雑な状態をいかに我慢することができるか。

この「あいまいな状態に耐える」力を手に入れることができれば、

自分や相手を「黒」だと決めつけて苦しむ思考パターンから脱却できます。

「自分は認知の歪みとか自分を苦しめている思考パターンは無いよ」

そんなふうに感じている方ほど注意が必要です。

人は多かれ少なかれ「認知の歪み」を持っています。

それが強いか弱いかの違いであり、

「自分は認知の歪みを持っていない」

なんて考えているとしたら、既に「二分割思考」という思考パターンになっている可能性があります。

いま、生きづらくて困っている方は本書を手に取って「認知の歪み」について知ってもらえれば幸いです。

【頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法】

おすすめポイント

【「話せばわかる」という呪縛】

相手が自分のことを嫌っている時。

相手の問題だと思わず、

「自分に何か非があって、改善できるのでは?」

「誤解が解ければ分かり合えるのでは?」

と頑張ってしまい、結果、こころがすり切れてしまう方がいます。

どんな聖人君主でも批判はされますし、むしろ、聖人君主だからこそ、妬みから疎まれることもあります。

優しくて人が良くて対話で解決しようとする性善説の立場の方ほど、

「あの人と関係性を築きたい!」

「自分の気持ちが伝われば、きっと分かり合える!」

と思ってしまいがちです。

でも、世の中には、自分と相性が合わない人がいます。

距離を置かなければ、自分のこころがすり減ってしまう人がいます。

「誰とでも最終的には分かり合える」

と信じることは素晴らしいことですが、

「中には相手にしたら疲れる人もいる」

といった考え方が自分を楽にすることがあります。

人が良くて、優しくて、面倒見が良くて。

そんな方ほど、この本を読んで、もう少し楽な生き方を選んでもらいたいなと思います。

【異端のすすめ 強みを武器にする生き方】

おすすめポイント

【人間関係の問題ではなく「自分の商品価値」の問題】

パワハラ、モラハラに関する著書を読まれる中、少しこころに余裕が出てきた方。

「前向きに取り組んでいこう」

そんなふうに思われた方にオススメの本です。

・周囲の評価は「商品価値」の鏡(第2章)

本書の中でも、こちらの項目で触れている内容が一番読んでいただきたいポイントです。

「なぜあの人はミスしても許されるのに、私が同じようなミスをすると冷たく言われるのか…?」

そんなことが起きるのは、自分の人柄の問題ではないかもしれません。

自分が属する組織の中での「自分の商品価値」の問題かもしれません。

人間関係の問題だと考えてコミュニケーション能力について学ぶより、

今、所属している組織の中で、自分の商品価値を上げることの方が解決への近道なのかもしれません。

「何かの問題で悩んでいる時、問題そのものに真正面から切り込むより、異なる側面から取り組んでいくことも有効」

「苦手なあの人との関係性で悩むより、自分の商品価値を上げることに時間を使おう」

そんな気付きがもらえる良書です。

以上、パワハラ、モラハラに悩む人のためのおすすめ本を紹介させていただきました。

こちらでご紹介した本のどれか一つでも「護心術」となって、みなさんの心を守るための一助になれば幸いです。

障害者雇用の職場で人間関係のトラブルを避けるためには?

自己肯定感とは

自己肯定感とは「自分を何者だと考えているか」だと考えています。

この人生の中で自分をどういう設定で考えているか

例えば、人生をボクシングだと考えるなら、自分は何者でしょうか。

自分を人生の主人公だと捉えるなら、自分はリングに上がるボクサーだと思います。

ボクサーとしての自覚があれば、身体を鍛えたり、相手との距離の取り方を学んだり、攻撃や防御のテクニックを身に付けます。

しかしながら、生まれてから戦い方を教えてもらえず、逆に無防備な状態で他人から殴られるような環境で育った場合はどうでしょうか。

一方的に他人から攻撃(否定、批判)を受け続けるうちに

「自分は人生の主人公じゃない」

「他人から攻撃される存在」

「ボクサーじゃなくて殴られるためのサンドバックなんだ」

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そんなふうに思ってしまうかもしれません…

人は誰しも無防備な状態で生まれます。

そのため、人生というリング上での戦い方を親などの保護者から丁寧に教えてもらえるのが本来の形だと思います。

しかしながら、ロクに戦い方を教わらないうちにボコボコに殴られて育つような人もいます。

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本来なら戦い方を教えてもらえる養育者から殴られて傷だらけの幼少期を送る人も…

ボコボコに殴られながら生きていくことで、いつしか殴られることが自分の役割の一つだと誤認してしまう人がいてもおかしくありません。

殴られることが役割なら、相手の攻撃から身を守るという発想が浮かびにくいですし、もし、浮かんだとしてもガードの仕方がよく分からないので、うまく出来ません。

誰とでも仲良くする必要はあるのか

学校や職場では「人と仲良くしなさい」「協調性が大切」だと言われるので、真面目な人ほど攻撃してくる相手に対しても、できるだけ仲良くなろうと近づいていってしまいます。

そして、実際に相手から心理的な攻撃(批判、否定)を受けても

「攻撃されるのは自分が悪いからだ」

「いつか分かってもらえる。自分から逃げてはいけない」

そんなふうに思いながら無防備な状態で攻撃的な相手に近づいていってしまう。

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あるいは攻撃されても離れようとしない…

でも、実際のボクシングで考えてみると、相手に無防備な状態で不用意に近づくことはしないでしょう。

✓一定の距離感を保ちながら慎重に近づいていく

✓危険だと思えば足を使って距離を置いたり

✓攻撃されてもガードしたり受け流したりする

人生をボクシングに例えましたが、実際の人生では殴り合うようなことはほとんどありません。

ケンカにならないよう上手に距離を置いて過ごす方がほとんどだと思います。

✓時間をかけて少しずつ距離を詰めていったり

✓逆に危険だと思えば後ずらりしたり

✓不用意に自分の弱みを見せたりしないし

✓無防備な状態で至近距離に近づくこともしない

だけど、そんな中

自ら弱みをさらけ出したり無防備な状態で近づいてしまう方もいます。

相手の攻撃を真に受けて苦しんでいる方がいます。

もぐ
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そして、そんな人をターゲットにして攻撃を仕掛ける人もいます…

例えば

〇〇さんって実は□□なんだよ!

って言われて

えっ、そうなんだ!

と真に受けて反応してしまう方。

いやいや、嘘だよ~

と言われて、

なーんだ…

とやっているようでしたら

相手からの「フェイント攻撃」にそのまま翻弄されているわけで、今後も適当にからかわれたり調子に乗って攻撃される恐れがあります。

「この人の言っていること本当なのかな?」

という気持ちで構えて向かい合う姿勢がほしいところです。

攻撃的な相手と心理的な距離を置く

思いやりのある人は例え無防備な人がいても

ここが隙になっているから気を付けてね

と優しく助言してくれます。

一方で

遠慮なくガードが緩い箇所に攻撃を仕掛けてくる人がいます。

自分のことをファイターではなく、サンドバックだと誤認している人は、そもそもガードせずに不用意に近づいてしまうので(サンドバックは攻撃されることが役割なので…)、攻撃的な相手に見つかるとボコボコにされてしまいます。

そして、さすがに苦しくなって起死回生のカウンターを狙ったりします。

もぐ
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あまりにひどいパワハラを訴えるために密かに会話を録音して証拠として残そうとしたり…

でも、通常そんな事態に陥ってしまうことはマレですし、本来なら、そこまで攻撃的な人を自分の至近距離に近づかせてはいけません。

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心の距離を近づかせてはいけません…

ファイティングポーズを取って相手を観察し攻撃されてもガードできるように慎重に構えます

信頼できると思えば少し心理的な距離を詰めますが「やっぱりおかしい」と思えばまた離れます。

批判されても真に受けず

(私の考えとは異なるけど)〇〇さんは、そう思っているんですね。

そうですね。ありがとうございます(また間違ったこと言ってるなぁ…)

というような返しで流したりするなど、自分へのダメージを最小限にするような受け方をします。

真に受けてしまう方は

〇〇さんに否定された。自分は間違っているんだ…

とショックを受けてしまいます。

もぐ
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攻撃的な相手を心理的に近くに置き過ぎています…

その上、批判されたことを思い出してはモンモンとしてしまい、ストレスが徐々に溜まっていき

なんであんなことを言われないといけないんだ…(怒)

という気持ちが高まり、こちらから反撃することばかり考えてしまう日々になってしまいます。

でも、攻撃したら攻撃的な相手と同じ。

そんな攻撃的な人と周りから同一視されることは残念な状態。

ですよね。

やられたらやり返す

ではなく、相手からの攻撃を受けた時点で上手に受け流す(弾き返す)ことで

相手をうまくあしらい適切な距離感を取ること

をオススメしたいです。

もぐ
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こちらから相手に攻撃的な言葉を投げ掛けてしまうと、自分も攻撃的な人間だと誤解されてしまいますが、相手からの攻撃的な言動を意に介していない態度で返すこと(弾き返すこと)なら自衛に過ぎず、攻撃的な人間だとは思われにくいですね。

嫌いな人に興味を持つ必要はない

家庭、学校、職場では

人に興味を持ちなさい

みんなと仲良くなりなさい

と言われますが、確かに協調性を持ってチームで連携することは大切です。

でも、全員と親友になれることなんて無理ですし、目指す必要もないと思います。

人はそれぞれ違っていて、合う合わないがあり、自然と仲良くなる人もいれば、自然と合わない感じの人もいます。

そんな中、「誰とでも仲良くなりなさい」なんて言われてしまうと、純粋な人ほど苦しい人生になってしまいます。

むしろ、家庭、学校、職場で教えなければならないのは

相手に応じて適切な距離感を取りなさい

ということだと思います。

もぐ
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そして、上手に相手との距離を置く知恵を教えてもらいたいと思います。

信頼できる人には近づいて良いが、自分と合わない人や攻撃的な人とは適切な距離を取って衝突しないようにする。

「大丈夫かな」と思って一度近づいても、攻撃されたら「おかしい」と思って、やはり離れる。

飲み会などがあっても無理に親交を深める機会にする必要もないし、「まぁ、この人とは、これぐらいの仲の良さだよね」という感じで適切な距離感を保つだけでいい。

真面目で純粋な人ほど、合わない人や自分に攻撃的な人と出会うと自分を責めてしまいがち。

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もっとコミュニケーション能力を鍛えないと思ったり…

でも、世の中には合わない人がいる。

合わない相手と距離を詰めようとすると思いがけず攻撃される可能性がある。

そんな相手とは攻撃されない距離まで離れること。

現実的に攻撃される距離にいないといけない場合でも、「発言を真に受けない」など心理的な距離を置いたり、攻撃(批判、否定)されても、真に受けずに受け流す反応の仕方を身に付けるなどして対処する必要がある。

間違っても無防備な状態で攻撃を受け続ける必要はない。

幼少期から無防備な状態で攻撃を受け続けると、「攻撃を受けること」を自分の存在意義だと勘違いしてしまうが、それは幼少期に生き抜く上で必要だった役割に過ぎない。

今、もう攻撃を受ける必要がないならサンドバックは卒業しよう。

時間はかかってしまったが、これからは一人のファイターとして人生を生きよう。

無理に人に興味を持つ必要はない。

だけど注意を払う必要はある。

ファイティングポーズを取って相手をじっくり観察しよう。

攻撃的な相手からは距離を置こう。

殴ってきても受け流そう。

殴り返す必要はない。

適切な距離を保つだけでいい。

そして、同じ一人の人間として肩を組めるような人とは仲良くなろう。

自分と合わない人、攻撃的な相手と無理に肩を組む必要はない。

【参考記事】障害者のいる職場でパワハラを防止するためには?

障害者に対するパワハラはなぜ起こるのか…?

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