「ヤングケアラー」と「きょうだい児」の問題

障害児育児
スポンサーリンク

ヤングケアラーとは?きょうだい児って?

ママ
ママ

ある日、ニュースで「ヤングケアラー」という言葉を知って、ドキッとしたんです。

それは、子どもたちが家族の介護や看護を担うことの問題について触れていたからです。

うちの場合、長男・次男もまだ幼いので、娘の看護をお願いするようなこともなかったのですが、

ママ
ママ

ゆくゆくは何らかのサポートをお願い出来れば…

と期待していました。

そんな時に「ヤングケアラー」のニュースを見て、

ママ
ママ

息子たちにサポートをお願いするのって、まずいのかな…

と思うようになりました。

ここで、「一般社団法人日本ケアラー連盟」のサイトから、「ヤングケアラー」の定義について抜粋させていただきます。

ヤングケアラー(子どもケアラー)

家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子どものことです。ケアが必要な人は、主に、障がいや病気のある親や高齢の祖父母ですが、きょうだいや他の親族の場合もあります。

一般社団法人日本ケアラー連盟のサイトより抜粋
https://youngcarerpj.jimdofree.com/

このヤングケアラーの問題について知り、いろいろと調べる中で、「自分の兄弟・姉妹に障害がある人」のことを「きょうだい児」と呼び、障害のある兄弟・姉妹を持った「きょうだい児」の負担や心のケアについても考えていかなければならないと言われ始めているとのことでした。

漠然と、長男・次男なりに、重症心身障害児である娘の影響を受けていくだろうとは思っていましたが、どちらかというと、ポジティブなイメージで、

思いやりが持てる人になれる

とか

医療の世界で役に立つ人になりたい

と思ったりとか、そういった影響は感じていましたが、障害のある娘のケアばかりで、長男・次男にネガティブな影響が出てくることについて、あまりきちんと考えていなかったように思います。

ママ
ママ

障害のある娘も大切

ママ
ママ

健常児である長男・次男も大切

このバランスが偏ってきてしまうと、問題が出てきてしまいそうですね。

実際、ヤングケアラーの問題について調べてみますと、いろいろな問題が分かりました。

ヤングケアラーの問題点

・心身のストレス
(ケアの大変さ。そして、罪悪感からそれを愚痴ることが出来ない)
・自分の時間が取れず、学業など自身の人生を優先できない
(家での役割を優先し、不登校になるリスクも…)
・友人と遊ぶ時間が取れず、交友関係が乏しくなり、結果として社会性の獲得が遅れる
(友達と過ごす時間を通して得られるはずの社会性を学ぶ機会が失われてしまう)

ママ
ママ

などなど、放っておいてはいけない問題がたくさんありました。

ある日、突然、「学校に行きたくない…」と言われてしまう?

うちの場合も、娘のケアのため、知らず知らずのうちに、長男・次男に必要以上に我慢させたりしていないか、気にするようになりました。

ママ
ママ

「きょうだい児」の問題に関わらず、ある日、突然、「学校に行きたくない」と言われてしまう怖さって、親として、心のどこかに持っていたりしますが、娘のケアばかりを優先してしまい、長男・次男に苦しい思いをさせてしまうことは、避けなければなりません。

自分の人生を主体的に楽しむ過程に自然と娘との関わりが出てきたら…

といっても、長男・次男にとっても、大切な妹であることには変わりませんので、一切に関わらないというのもおかしな話です。

ママ
ママ

今でも、おもちゃで遊んでくれたり、何かと触れ合ってくれる場面もありますので、自然な関わりは大切にしていきたいと考えています。

長男の場合、パソコンやゲームが大好きで、自分でプログラミングして簡単なゲームを作ってみたり、熱中して取り組んでいますが、例えば、長男自身がゲーム作りを楽しんだり、自分の人生を主体的に歩んでいく過程の中で、

今度、ゆづちゃん(障害のある妹)が遊べるゲームを作ってみたら面白いかも!

と自然と思ってくれて、そういった自分の得意なこと、好きなことから関わりを持ってもらえたら、いいんじゃないかなと思います。

ママ
ママ

自分の人生を犠牲にして、気の進まない看護に取り組むのではなく、長男や次男自身が、自分の人生を主体的に楽しむ過程に自然と娘との関わりが出てきたらいいなと思います。

ヤングケアラーに関するオススメ本

ママ
ママ

ヤングケアラーに関するオススメ本も載せておきますね。

きょうだい児に関するオススメ本

ママ
ママ

きょうだい児に関するオススメ本です。何か気になる本があれば、ぜひ読んでみてくださいね。

ママ
ママ

本で事前に学んでおくことで、家族の中の「ヤングケアラー」や「きょうだい児」の問題にも気付きやすいかもしれませんね。

以上、ヤングケアラーときょうだい児についての自分の思いやオススメ本のご紹介でした。

ママ
ママ

家族の在り方に唯一絶対の正解は無いと思いますが、うちの場合は、みんなが笑っている時間が多くて、未来について楽しく話が出来ていれば、まぁ合格かなと思ったりしています。

 

タイトルとURLをコピーしました